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台風対策って何をしたら良いの?オススメを紹介!事前・直前・接近中の7つのこと

こんにちは!”こだわりのコンクリート住宅”エクラホームです。

沖縄に毎年やってくる「台風」。

台風の規模や強さは様々ですが、生活に支障が出るほど大きな被害を与える台風も少なくはありません。

しかし、沖縄に住んでいると台風に慣れてしまって、十分に対策をしない方も実は多いのではないでしょうか?

過去に経験したことが無いほどの台風が来る可能性もありますし、そうでなくても十分に対策しておけば被害を最小限に抑えることができます。

とはいえ、台風対策をしようと思っても具体的に何をしたら良いか分からない、対策をしたつもりではあるがまだ不安!などと思ったことがある方も多いはず。

今回はそんな方のために、台風対策を大きく以下の3つに分けて考えていきます。

①事前に確認しておくと良いこと

台風シーズンに入る前やシーズン中の台風発生前に行っておくべきこと。

②台風が発生してからでも出来ること

台風が発生し自分の住んでいる地域にあたりそう、台風が接近前のまだ風雨が強くなる前に確認しておくと良いこと。

③台風が接近中の注意

台風が接近し暴風警報中の注意事項や過ごし方など。

 

あらためて台風対策について一緒に考えていきましょう!

事前に確認しておくと良い3つのこと

7~10月には台風シーズンが到来し、度々沖縄へ台風が接近します。

この時期を迎える前に、対策に少し時間がかかってしまいそうなことから、あらかじめ済ませておきましょう。

そのタイミングで、ぜひ行って欲しい対策は以下の3つ。

①建物・設備の劣化を確認

②被害を受けやすい場所の確認(修繕に時間を要する場所)

③非常事態の準備

建物・設備の劣化を確認

台風の影響で大雨が降ったり強い風が吹き、普段は目をつけないようなところも大きく破損してしまう場合があります。特に建物や設備が劣化している場合は、さらに大きな被害に繋がる恐れがあります。

早めに確認し、修繕出来る部分は修繕し、被害を最小限に抑えられるような対策を行いましょう。

ひとつの例として以下の場所を確認しておくとことをオススメします。

・コンクリート部分のひび割れ・剥離・剥落

コンクリート部分がひび割れていると、その中に雨水が入り、コンクリート内の鉄筋にサビが発生する要因になります。また、サビることにより鉄筋が膨張し、周囲のコンクリートに外へ押し出すようにしてコンクリートが剥がれたり、剥がれ落ちたりすることもあります。さらに、その亀裂から雨水が入ることにより、建物自体の強度を弱める可能性があります。

・外壁の塗装の膨れ・剝がれ

外壁のコンクリートと塗装面に間があると、その中に水が侵入することがあります。それが原因で膨れたように見え、酷くなると塗装が剥がれる恐れがあります。

・コーキング材のひび割れ

玄関や窓サッシとコンクリートの隙間を埋めるシリコン等の素材でできたものをコーキング材と言います。ドアや窓などとコンクリートの隙間をコーキング材で埋めることにより防水の役割を果たしていますが、経年の劣化が原因で、コーキング材にひび割れ等が生じ防水の機能が弱まる恐れがあります。

このような場所は、リフォームや工事など専門的な業者に頼む必要があるのか、それとも自分で応急的に対応が出来るのかなど、早めに確認しておくことをオススメします。

専門業者に依頼する場合は、依頼してから修繕を行うまでに期間が空いてしまうこともありますので、早めに連絡を行なってくださいね。

賃貸にお住いの場合は、業者に直接連絡する前に管理業者や不動産屋さんに連絡を入れるといいでしょう。

被害を受けやすい場所の確認

台風の雨風が原因で被害を受けやすい場所を、あらかじめ確認して対策を行いましょう。建物の向きや構造など、様々な要因で被害を受けやすい場所は異なりますので、全てではありませんが、一般的な一例をご紹介します。

・エアコンの室外機

エアコンの室外機は、壁の上部や屋上などの風の影響を受けやすい場所に設置されていることもあります。その場合、風の影響で転倒したり、ファン・モーターが破損したりする恐れがあります。

対策として、サビにくい金具やワイヤーで室外機を固定することや、あらかじめ強風を受けにくいところに設置することが挙げられます。

室外機を固定する金具が劣化していて、そこから室外機が落下してしまうこともありますので、室外機がしっかりと固定できているかを確認しましょう。

・排水溝・排水口

見落としがちかもしれませんが、家の周りの排水溝やベランダの排水口がゴミなどでつまっていると雨水が流れなくなり溢れて部屋まで浸水することがあります。

対策として、綺麗に清掃をしておくことで、浸水や雨水が溢れる危険性を最小限に防ぐことが挙げられます。頻繁に掃除をする場所ではないとは思いますが、日頃から排水溝や排水口を綺麗にすることで急な豪雨にも対応しやすくなります。

・屋根瓦

漆喰の劣化などが原因で、屋根瓦が破損し、はがれる場合があり危険な飛散物になる危険性があります。また、屋根瓦がはがれ落ちや瓦の欠け、ガタつきが起こる恐れがあります。

あらかじめ、漆喰やビスで固定することにより被害を最小限に抑えます。

非常用持ち出しバッグを用意しよう

沖縄は、県外に比べて台風の被害があまり大きくならないイメージがありますが、何が起こるかわからないのが天災です。

もしかすると、自宅が壊れてしまったり、水害などで避難所生活を送ることになる可能性もゼロではありませんので、日頃から最大限の準備をしておく必要があります。

もちろん、周辺のインフラが止まってしまった場合にもこれらの対策が有効となりますので、しっかりと準備しておいて損をすることはありません。

自宅に数日間帰ることが出来なくなった際、無いと困る物やあると便利な物の一例をご紹介します。

・飲料水や食料品(カップ麺などのある程度の期間、保存が出来る物)

・ばんそうこうや消毒液などの救急用品

・ボディシートやウェットシートなどの衛生用品や生理用品

・懐中電灯や予備電池

・衣類や下着、タオルや毛布

・通帳や印鑑、保険証などの貴重品

・常用している薬やコンタクト、携帯電話の充電器など

非常用バッグは、台風以外の災害でも必要になりますので、家族の人数がまかなえる分をあらかじめ用意しておくと、とても便利です。また、あわせて歩きやすく丈夫な靴を用意しておくのも良いと思います。

台風が発生してからでも出来る3つのこと

台風が発生し、沖縄(自分の住んでいる地域)に接近しそう、あるいはまだ本格的に風が強くなるまでに出来ることをご紹介します。

こちらの項目が一般的に行われているような直前の台風対策として行なっているものかと思います。

この項目も、大きく以下の3つの項目に分けて解説します。

①被害を受けやすい物、場所の確認(対策にあまり時間がかからない場所)

②非常事態の準備

③避難場所(経路)の確認

 

被害を受けやすい物、場所の確認

事前に確認することの項目でも言いましたが、台風では大雨や強風が予想され、普段は雨風を受けないところや、普段の雨では何も問題がない場所でも大小の被害を受ける可能性があります。

ここでは、対策にあまり長期間かからず、被害を受けやすい場所や物を紹介します。

・窓、ドアのガラス

窓ガラスは、風圧や飛散物の衝突で壊れることあり、割れたガラスの破片でケガをする危険性があります。ガラスが割れた隙間から、室内に強風が吹き込むことがあり、内装・天井・照明・家具などにも被害が拡大する恐れがあります。

対策として、雨戸を閉めることにより、直接の強風の勢いを弱めます。また、飛散防止フィルムを貼ることによりガラスの飛散を和らげることができます。

・外の物は中へしまう(固定する)

玄関の外に出してある、傘や植木鉢などを建物の中にしまい、洗濯物を干す物干しざおは飛ぶと大変危険ですので、必ず室内へ移動させます。洗濯ハンガーなどの小物も、飛びそうなものは可能な限り全て室内へ移動させましょう。

自転車は可能であれば家の中に入れ、家の中に入れる事が難しければチェーンや丈夫なヒモなどでしっかりと結び付けて固定しましょう。

・窓の隙間にはタオルや新聞紙を詰める

普段は水の入らない狭い窓の隙間からでも、強い風圧で雨水が入ってくることがありますので、新聞紙やタオルを詰め、雨の侵入を防ぎましょう。

部屋の床や壁は、過度の湿気に長時間さらされると糊がとれて剥がれてしまったり、床材・壁材の内部にカビが生え腐ってしまったりします。雨の侵入を防ぐことで、部屋を傷めずにも済みます。

また、もしガラスが割れて閉まっても被害を最小限におさえるためにカーテンは閉めておきましょう

 

非常事態の準備

・停電の準備

台風で電線が切れてしまい、停電することが多々あります。

すぐに復旧するとは限らないので、あらかじめ携帯電話を充電し、懐中電灯を用意しておきましょう。懐中電灯は複数用意しておくと置いておくと便利です。ろうそくは倒れると危ないので、オススメしません

携帯電話やモバイルバッテリーなどの充電が出来る電子機器は、あらかじめ充電を満タンにしていつ停電しても良いような準備をしておきましょう。

また、車のガソリンを満タンにすることもオススメです。移動手段になることやガソリンスタンドが被害を受けた場合に、いつ給油が出来るようになるかわからないということもあります。停電すると自宅のクーラーはつきませんが、車にはクーラーがあり涼しい環境で休むことが出来ます。また車で携帯電話を充電出来るケーブルを持っていると、携帯電話を充電することも出来るなど、停電が長期に及んだ場合に便利です。

・スーパーの閉店、船や飛行機の欠便

スーパーが閉まることや、船や飛行機の欠便で商品の納入が遅れることがあるので、食料品をある程度買い置きしておくことをオススメします。

また、オムツや粉ミルク、トイレットペーパーや生理用品など、生活必需品も用意しておきましょう。

とはいえ、直前の準備ではどこも品切れになってしまうことがありますので、前述した通り、非常用の食料や日用品は台風発生前から準備しておくことが何よりも重要です。

 

避難場所や経路の確認

万が一の時に慌てないように、自治体や役所・役場などのホームページから、事前に防災マップを確認して、避難場所や避難経路を調べておきましょう。旅行先や遠出をしている際など普段と違う環境にいる際は、特にその地域の避難所などを確認しておくことをオススメします。

台風が接近中の2つの注意事項や過ごし方

台風が接近し強風域や暴風域になると、外に出て過ごすのはとても危険です。大雨が原因で浸水している場所や土砂崩れが起きている場所、またはこれから浸水や土砂崩れの起こる危険がある場所があります。また、強風が原因で、物が飛んで来ることや、電柱などの大きな物が倒れる恐れもあります。他にも、様々な要因でケガをする可能性もあるので、外へ出るのは最小限に控えるようにしましょう。

 

ここでは2つの注意や過ごし方を提案します。

①海や川など危険な場所へは近づかない

②家で出来る普段あまりしないことをしてみよう

 

海や川など危険な場所へは行かない

沖縄県民は、台風慣れをしているとよく聞きますが、慣れていることと危険を回避できることに関係はありません。

海や川の水位の上昇などの他にも台風は、様々な危険がたくさんあります。怪我をしてしまったり命を失ってしまっては取り返しがつかないので、危険な場所へ近づくのは絶対にやめましょう。

家で出来る普段あまりしないことをしてみよう

こちらは対策ではありませんが、過ごし方を工夫することで危険を回避することへ繋がることもあるでしょう。

台風で家から出られない時間は退屈なものかもしれませんが、この時間を利用して普段は時間が無く、触れていない仕事や課題を進めることも良い1日になるかもしれません。

また、久しぶりに家族団欒を過ごしてみたり、貯まった録画を見たり、みんなでDVD観賞したりなど、台風ならではの過ごし方は新鮮で良いですよね。

もちろん、台風情報を常に確認することはすごく重要なことですので、家の中で過ごしながらもラジオやテレビ、スマートフォンなどで定期的に情報を取得することをお忘れなく。

まとめ

以上、事前・直前・接近中に分けた7つの対策や過ごし方でした。

台風に慣れていても事前の対策を怠っていたり、直前の対策で見落としていたりと、万全でないことも多いのではないでしょうか?

もちろん、ここで書かれていることが対策の全てではありませんので、ここの内容を参考にしつつ自身で考えてしっかりとした対策を行なってください。

毎年台風が接近する沖縄では、住宅を建てる段階からの対策も重要です。気になった方はぜひエクラホームまでご相談くださいませ!

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